2009年08月08日
名付け人を訪ねて
【香川県高松市。瀬戸内に浮かぶ2つの島。
「女木島(鬼が島)」と「男木島」。
2つの島と高松市を小さなフェリーが結ぶ。その名を「めおん」というー。】
映画「めおん」のオープニングに入る1文。
「めおん」と聞き慣れない言葉をタイトルにした映画を観る人に、「めおんって何?」って説明をする意味と、映画の舞台の説明をしています。
公式H.P.にもこの1文を掲載しています。
で、「女」と「男」が名前についた2つの島。
これを「雌雄=女男=めおん」と名のついた船が結ぶように、「女」と「男」のつながりの3つのストーリーを「めおん」が結ぶ。
これが映画の構成。
つまり、映画「めおん」は、『めおん』という船の名前ありきでスタートし、構成された。と言い切っても過言ではないのです。
・・・・と、思うのです。僕は。
では、この「めおん」という名前。
どうやってこの名がついたのか。
所有会社の雌雄島海運さんがつけた名前ではないのです。
それは今から20年ほど前に遡ります。
新しい船で運航するにあたり、船の名前を一般公募したのでした。
数ある名前の候補から選ばれたのは、当時男木島に住んでいた小学生の女の子が付けた「めおん」だったのです。
小学生の女の子がつけた名前が、我々が製作している映画のきっかけになり、そのままタイトルにもなり。。。
逆にいうと、その名前が「めおん」でなければ、今回の映画は別のモノになっていたかも知れません。
いや、企画すら立ち上がらなかったでしょう。
そういうことから、どうしても僕等は「めおん」の名をつけた方に御挨拶をしたく、雌雄島海運さんに探してもらっていました。
そして、その人は、香南にいっらしゃいました。
中学卒業と共に、男木島から引っ越して、今は香南で「楽し味・処 柿の里」という和風レストランを経営されてました。

僕等がその人を訪れたのが2週間前。
ことの経緯を話すと、まさか自分のつけた名前が一人歩きして映画になるとは!と驚いていらっしゃってました。
(そりゃあそうでしょうね。普通はあることじゃないもの)
「夢でもなくウソでもなく、冗談でもなくドッキリでもないです」と説明して、台本もキャスト表も見てもらい、わかっていただけました。
そして、それだけでは僕等は終わりません。
「映画の題字を書いて下さい!」とお願いしてみました。
そして、昨日。
できあがった字をいただきに再訪。
机の上には相当悩まれた後が・・・

その中から、選んだのがこの1枚。

この文字をスキャンして、データにして、ロゴにし、映画本編では題字にし、スタッフTシャツにもプリントし、公式WEBにも、バナーにも、公開時にはポスターやチラシやパンフレットに………。
映画本編のエンドロールにもお名前を載せさせていただきます。
映画の題字。
普通はイケてるデザイナーさんだったり、著名な書道家さんだったり、フォントデータだったりするのですが、
今回の映画「めおん」はそうではない。
「めおん」の名前がなければこの映画はなかったくらいなのですから、これは「めおん」の本当の名付け人に書いていただく。
ウマいとかヘタとかは問題ではないのです。(実際、ウマいし可愛らしさもあって味があると思いますけど)
昔、公募のハガキに「めおん」と書いた人に、もう一回「めおん」と書いていただく。
それが最も“意味”と“理由”のあることだと思うのです。
御本人さん、まだ実感は半分だと思います。
でも、そのうち、街中いたるところに貴方の書いた「めおん」を見かけることになるでしょう。
末友さん、本当にありがとうございました。
「女木島(鬼が島)」と「男木島」。
2つの島と高松市を小さなフェリーが結ぶ。その名を「めおん」というー。】
映画「めおん」のオープニングに入る1文。
「めおん」と聞き慣れない言葉をタイトルにした映画を観る人に、「めおんって何?」って説明をする意味と、映画の舞台の説明をしています。
公式H.P.にもこの1文を掲載しています。
で、「女」と「男」が名前についた2つの島。
これを「雌雄=女男=めおん」と名のついた船が結ぶように、「女」と「男」のつながりの3つのストーリーを「めおん」が結ぶ。
これが映画の構成。
つまり、映画「めおん」は、『めおん』という船の名前ありきでスタートし、構成された。と言い切っても過言ではないのです。
・・・・と、思うのです。僕は。
では、この「めおん」という名前。
どうやってこの名がついたのか。
所有会社の雌雄島海運さんがつけた名前ではないのです。
それは今から20年ほど前に遡ります。
新しい船で運航するにあたり、船の名前を一般公募したのでした。
数ある名前の候補から選ばれたのは、当時男木島に住んでいた小学生の女の子が付けた「めおん」だったのです。
小学生の女の子がつけた名前が、我々が製作している映画のきっかけになり、そのままタイトルにもなり。。。
逆にいうと、その名前が「めおん」でなければ、今回の映画は別のモノになっていたかも知れません。
いや、企画すら立ち上がらなかったでしょう。
そういうことから、どうしても僕等は「めおん」の名をつけた方に御挨拶をしたく、雌雄島海運さんに探してもらっていました。
そして、その人は、香南にいっらしゃいました。
中学卒業と共に、男木島から引っ越して、今は香南で「楽し味・処 柿の里」という和風レストランを経営されてました。

僕等がその人を訪れたのが2週間前。
ことの経緯を話すと、まさか自分のつけた名前が一人歩きして映画になるとは!と驚いていらっしゃってました。
(そりゃあそうでしょうね。普通はあることじゃないもの)
「夢でもなくウソでもなく、冗談でもなくドッキリでもないです」と説明して、台本もキャスト表も見てもらい、わかっていただけました。
そして、それだけでは僕等は終わりません。
「映画の題字を書いて下さい!」とお願いしてみました。
そして、昨日。
できあがった字をいただきに再訪。
机の上には相当悩まれた後が・・・


その中から、選んだのがこの1枚。

この文字をスキャンして、データにして、ロゴにし、映画本編では題字にし、スタッフTシャツにもプリントし、公式WEBにも、バナーにも、公開時にはポスターやチラシやパンフレットに………。
映画本編のエンドロールにもお名前を載せさせていただきます。
映画の題字。
普通はイケてるデザイナーさんだったり、著名な書道家さんだったり、フォントデータだったりするのですが、
今回の映画「めおん」はそうではない。
「めおん」の名前がなければこの映画はなかったくらいなのですから、これは「めおん」の本当の名付け人に書いていただく。
ウマいとかヘタとかは問題ではないのです。(実際、ウマいし可愛らしさもあって味があると思いますけど)
昔、公募のハガキに「めおん」と書いた人に、もう一回「めおん」と書いていただく。
それが最も“意味”と“理由”のあることだと思うのです。
御本人さん、まだ実感は半分だと思います。
でも、そのうち、街中いたるところに貴方の書いた「めおん」を見かけることになるでしょう。

末友さん、本当にありがとうございました。
Posted by MEON STAFF TEAM at 11:17│Comments(4)
│高垣(男)
この記事へのコメント
素敵な名前を付けていただき本当にありがとうございました。
お会いして思ったのですが、ご本人もとても素敵な女性でした。
全ての始まりはここからなんだとお会いして感動しました。
是非一度男木島でスタッフに会ってください。
皆感激すると思います。
ありがとうございました。
お会いして思ったのですが、ご本人もとても素敵な女性でした。
全ての始まりはここからなんだとお会いして感動しました。
是非一度男木島でスタッフに会ってください。
皆感激すると思います。
ありがとうございました。
Posted by タコピー中山 at 2009年08月09日 10:23
う~ん、なかなか味のある文字ですねぇ。
素晴らしいと思います。小学生の頃に「めおん」と名前を付けた段階から、すでにこの映画のストーリーが始まっていたのですね。
これは、まさに運命です。私も名付け親の女将さんに会いに「楽し味・処 柿の里」へ行ってみたいと思います。
素敵な情報ありがとうございました。
素晴らしいと思います。小学生の頃に「めおん」と名前を付けた段階から、すでにこの映画のストーリーが始まっていたのですね。
これは、まさに運命です。私も名付け親の女将さんに会いに「楽し味・処 柿の里」へ行ってみたいと思います。
素敵な情報ありがとうございました。
Posted by とまと at 2009年08月09日 11:47
はじめまして。
めおんの映画が作られてるのを初めて知りました。
めおんによく乗ってた日々が懐かしいです。
めおんの映画が作られてるのを初めて知りました。
めおんによく乗ってた日々が懐かしいです。
Posted by どらっと at 2009年08月19日 16:32
柿の里・・・よくランチに行ってます。
主人のお客さんとこで、まさかこんな繋がりがあるとは思いませんでした(笑)。
主人のお客さんとこで、まさかこんな繋がりがあるとは思いませんでした(笑)。
Posted by 秀一郎 at 2009年08月22日 14:11